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当金庫の重点方針

  平成20年度は、地域密着による「経営基盤の拡充」、堅実健全経営の維持による「経営体質の強化」、環境変化に対応していくための「人材の育成と職場の活性化」を基本目標とした3ヵ年経営計画「とよしんルネッサンス2006」の最終年度になります。
金融環境がめまぐるしく変化しているなか、この計画を着実に進めることにより、この地域になくてはならない金融機関を目指してまいります。
リスク管理の体制
  金融機関を取巻く環境の変化にともない、リスクも複雑・多様化し、金庫経営におけるリスク管理の重要性が増しています。当金庫はこのような状況認識のもと、適切なリスク管理を最重要課題の一つとして位置付け、各リスクを可能な限り、統一的な尺度で総合的に取扱うよう「総合リスク管理」を基本として、常務会のもとに「リスク管理委員会」を設置し、各リスク管理に関する事項について協議・検討を行い運営しています。リスク管理体制の整備・強化に取組み、地域の皆様から信頼される金融機関として、地域社会とともに発展していくために、安定した経営と健全な財務内容の維持向上に努めていきます。
 さらに、平成19年3月末から適用されたバーゼル に対応するため、新たに金融機関が直面するリスクに関して、自己資本比率の算定に含まれないリスクも含めて、リスク・カテゴリーごとに評価したリスクを総体的に捉え、金融機関の経営体力(自己資本)と比較・対照することによって、自己管理型のリスク管理を行う「統合的リスク管理」の構築に努めております。
 
主なリスクの対応状況は次のとおりです。
信用リスク
 「ご融資した資金が、財務内容等の悪化により当初の約定どおり返済されなくなり損失を被るリスク」をいいます。
 当金庫では、従来より信用リスク管理を重視し、自己査定と連動した独自の企業格付制度に基づき、企業格付を適宜実施し、常に与信先の実態把握に努めるなど信用リスク管理には万全を期しています。また、監査部「資産査定課」による資産査定結果を審査・管理に反映させています。融資二部内に「法人支援課」を設けて、中小企業診断士などの専門的な知識を持った職員を配置し、経営アドバイス等を通じた支援体制を構築し、与信の健全化に努めています。また、適切な与信構造の構築のために、ポートフォリオ管理を行い、集中リスクの回避などに努めています。
市場リスク
 「金利、為替・株式相場等の変動により、保有資産の価値が変動し損失を被るリスク」をいいます。
 当金庫では、金利のミスマッチや価格変動リスクを極力回避するため、長期固定金利型運用や市況金融商品の投資を抑制しており、為替リスクも回避する慎重な運用方法を採っております。また、各種金利については、毎週開催する金利委員会で金融市場動向などを分析・検討のうえ決定し、金利変動に迅速に対応しています。
 
オペレーショナル・リスク
  新BIS規制では、信用リスク、市場リスク以外のリスクをすべてオペレーショナル・リスクと呼び、「内部プロセス・人・システムが不適切であることもしくは機能しないこと、または外生的事象が起因する損失に係るリスク」をいいます。当金庫は、オペレーショナル・リスクについて、事務リスク、システムリスク、風評リスク、法務リスク等の各リスクを含む幅広いリスクを想定して管理しております。
 
 <事務リスク>
   「役職員が正確な事務を怠り、また、事故・不正等を起こすことにより損失を被るリスク」をいいます。
 当金庫では、事務水準の向上を図るため、各種事務規程の見直しを含めた整備を行っています。各種事務規程に基づき、監査部・システム部(事務管理二課)が本支店に対して臨店監査・指導を実施する一方、本支店においても店内検査を定期的に行うなど、事故等の未然防止に向け万全の体制をとっています。
 
 <システムリスク>
  「コンピューターシステムのダウンまたは誤作動などシステムの不備等に伴い損失を被るリスク」をいいます。
 当金庫では、データファイル、ネットワークシステム、サーバー等の使用、操作および維持管理・廃棄等を含むシステムの運用は、システムリスク管理者の管理のもとに行い、情報資産の適切な保護を図っています。また、情報システムの障害の発生時を想定した訓練を行い、危機管理にかかる未然防止に努めています。
コンプライアンス(法令等の遵守)の体制
  「コンプライアンス(法令等の遵守)」とは、日常業務を遂行するうえで関わってくる数多くの法令やルールをはじめ、社会的規範にいたるまでのあらゆるルールを遵守することをいいます。
  当金庫では、お客様により一層信頼される金融機関となるため、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つとして位置付けて、取組んでいます。  
  具体的には、理事長以下役員・部長で構成される「コンプライアンス委員会」を定期的に開催し、当金庫のコンプライアンス態勢の整備・推進に関する事項を総合的な立場から確認・協議等を行っております。さらに、コンプライアンスの統括部署である「法務調査室」が、日常の営業活動での法令等の遵守状況をはじめとする各種のリーガルチェックを行っています。
  また、コンプライアンス責任者(部店長)の指導のもと、各部店に配置したコンプライアンス担当者を中心にして、コンプライアンスに関する「マニュアル(手引書)」・「プログラム(実践計画書)」及び「ハンドブック(法規制事例集)」を使った職場内研修を実施して周知徹底を図るなど、役職員一人ひとりの倫理の高揚、法令等遵守精神の向上に努めています。

コンプライアンスの研修風景

貸出運営についての考え方

  信用金庫は、地域社会の発展のために役立つことが本来の役割であり、地域のお客様に対して、必要な資金を迅速、かつ、安定的にご融資していくことが重要な使命であると考えています。
  また、リスク分散の基本姿勢のもと、特定の業種や特定のお取引先に偏らないように心掛けています。一方、 資金面でも自己資本比率の面でも、貸出金を抑制しなければならない制約はなく、必要な事業資金には積極的に対処しております。また、個人の皆様には住宅ローンをはじめ、ライフサイクルに合わせた各種ローン商品をご用意しています。
  なお、ご融資する資金は、預金としてお客様からお預かりした大切な資金ですので、個々の案件毎に厳正・公正な審査を行っています。
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