< Part3>身近なお金の話題| 4.硬貨はなぜ丸いの? 表はどちら? |
| 硬貨の形は、江戸時代以前は、楕円形や四角形などいろいろな形が存在したのに、明治時代以降に製造された硬貨は、すべて円形となっています。これは、大隈重信が「硬貨を円形に改めた方がよい」と建議し、政府の方針として決定したためです。そのときの理由は、使用する際に便利で摩損が少ない、というものでした。また、製造するのにも円形の方が大量生産するのに好都合であるため、今日では世界のほとんどの国で円形かそれに近い形になっています。なお、例外としては、イギリスの20・50ペンス(7角形)があります。
硬貨の表裏については、よく物議をかもしますが、法律では明らかにしていません。一般的には、歴史的な経緯もあって年銘が彫られている方側を「裏」、その反対側を「表」と呼んでいます。明治4年の新貨条例で、龍の図柄がある側を表と定め、年銘は反対側に彫られたことに端を発し、その後龍の図柄がなくなり、この条例も廃止されていますが、年銘の側を「裏」と呼称するようになっています。 参考文献(「お金もの知り博士」 日本銀行券研究会著 ときわ総合サービス株式会社 出版) |